【放送】

蓄積型双方向放送サービス「ep」開始

■URL
http://www.epep.jp/

 イーピー株式会社は21日、110度CSデジタル放送とHDD内蔵のセットトップボックス「epステーション」を利用した蓄積型双方向放送サービス「ep」を4月1日より開始すると発表した。加入料3,000円、月額利用料金1,000円のほかに、「epステーション」(約8万円)が必要。

 4月1日より提供されるのは、番組案内チャンネル「055チャンネル」(無料)と生活情報、エンターテイメント番組チャンネル「056チャンネル」(無料)の2つ。「epステーション」は、5月17日から店頭販売され、それにあわせて蓄積コンテンツの配信(有料)が開始される。蓄積コンテンツは、3分~5分程度の情報コンテンツになる予定。双方向サービスとして、視聴している番組に連動したTVショッピングやオンラインバンキング、PCや携帯電話とのメール送受信機能などが提供される予定だ。

 最初に発売される「epステーション」は4機種で、60~80GBのHDD、56kbpsモデム、BSデジタル/110度CS放送共用チューナー、SDカードやスマートメディア、マルチメディアカードなどのスロット(機種によって異なる)を持つ。HDDのうち、20GBは「epエリア」として確保されているが、残りのエリアにはユーザーが自由に番組を録画することができる。

epステーション4機種
メール機能(文字の入力はリモコンを使って携帯電話のように行なう)
戸田長作社長

 番組紹介チャンネルでは、柳沢慎吾や富永美樹が出演するショートコントドラマ「e夢見ろよ!」、遠藤久美子と別所哲也が出演する30~40代向け情報番組「ACTIVE主義(イズム)」、DonDokoDon山口と小池栄子が出演する若者向け情報番組「蓄蓄番番」など4番組でスタートする。「056チャンネル(epゴロー)」では、野口五郎らが出演する生活情報ワイド番組「テレビヒキダス」のほか、楽天やエイベックス、角川書店などがオリジナルコンテンツを提供する。蓄積番組では、栗田貫一が出演する「クイズ!メールDEアンサー」などインターネットを使った視聴者参加型番組などが予定されている。

e夢見ろよ!
蓄蓄番番
3チャンネル合わせて50タイトルが準備された

 戸田長作イーピー株式会社代表取締役社長は、「epは、リモコンが果たしたTV革命に次ぐ、第2のTV革命だ。epによって、見るだけのTVから、視聴者が自由に使い、楽しむTVへと変化する」と語った。また、エイベックス株式会社の依田巽代表取締役会長兼社長は「日本では、情報やコンテンツは無料という考えが支配的で立ち遅れている。コンテンツをいかに有料化するかが課題だが、その点でepに期待している」とコメントした。

「e夢見ろよ!」のカリカナタ、富永美樹、柳沢慎吾(左から) 「ACTIVE主義」の遠藤久美子、別所哲也 「クイズ!メールDEアンサー」の栗田貫一は鈴木宗男衆議院議員のモノマネで登場
「テレビヒキダス」の石山愛子と野口五郎 「WalkerTVラヴァーズタウン」の吉野紗香
その他の出演者ら

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(2002/2/21)

[Reported by okada-d@impress.co.jp]


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