■URL
http://www.vectormax.com/
米VectorMAXは14日、動画エンコーダーソフトの新版「VectorMAX "Live" Streaming Video Encoder」と再生ソフト「VectorMAX Player」を無料で提供すると発表した。エンコーダーの配布条件として、ユーザーは同社と配信および帯域幅に関する契約を結ぶ必要があるが、ライセンス料は不要で無制限に利用できるようになる予定だ。再生ソフトも、デスクトップ版やNetscape用プラグイン、ActiveX用プラグイン、Java版などが用意される。
これにより、エンコーダーを利用して個人がユニキャストまたはマルチキャストの配信方式で、ライブイベントを世界中に放送することができる。利用可能な帯域幅は32Kbps~1.5Mbps、画面サイズは160×112~320×240ピクセルで、フル画面サイズにも拡大可能。フレームレートは8~25fps、広帯域のオーディオサンプリングレートは44.1kHz、22.5kHzまたは8kHzで、狭帯域では音声品質のみ選択可能だ。
VectorMAX技術はソフトウェアベースとなっており、コンテンツ作成にはPCのほか、USB対応のWebカメラやマイクなどの入力機器、サウンドカードなどを必要とするだけだ。また、VectorMAXではインターネットを介してライブ配信を行なうための、帯域当たりの料金が安い配信ネットワークも提供している。
(2002/3/18)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]