【調査結果】

IE6のシェアがリリース後7カ月間で30%に急上昇
~米WebSideStory社調査

■URL
http://www.websidestory.com/cgi-bin/wss.cgi?corporate&news&press_1_173

 米調査会社WebSideStoryは27日、世界で利用されているWebブラウザーの市場シェアで、Microsoftの「Internet Explorer (IE) 6」が「Netscape」から大きくシェアを奪い、IE 5に次いで2位を確保したとの調査報告を発表した。

 2002年3月25日の調査では、IE 6の世界シェアは30.5%。2001年8月末にリリースされた直後のシェアはわずか2.4%で、これまでの7カ月間で10倍以上に伸びたことになる。一方、Netscapeはシェアを急激に減少させている。IE6がリリースされるまでは、1年以上に渡って約12%を維持していたが、現在は7%に低下している。

 この調査を実施したWebSideStoryのStatMarket部門のGeoff Johnston副社長は「当初、Netscapeはコアなユーザーを獲得したかに見えたが、IE 6がシェアを大きく奪っている。今やNetscapeは絶体絶命だ」と指摘。

 しかし、IE 6が拡大する中で、Netscapeは何らかの支援を得られる可能性もある。最近の報告によると、米AOLが専用ソフトのブラウザーをIEからNetscapeに変更することを検討しているという。AOLのISP市場に占めるシェアは13.12%で、AOLの支援により、ブラウザー戦争に転換を引き起こす可能性もある。

(2002/3/28)

[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]


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