■URL
http://www.bidders.co.jp/
http://www.dena.ne.jp/main_press.html (リリース)
BIDDERSの利用促進を図るISP各社の代表と南場氏。左からニフティ・土肥健一常務取締役、NTTコミュニケーションズ・里木勇取締役、DeNA・南場氏、SCN・山本泉二社長、NEC・瀧澤三郎執行役員
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DeNAでは「BIDDERS」を1999年11月に開設、自サイトに加え、他企業が運営するポータルやISPにオークションプラットフォームを提供する形で事業を拡大してきた。出品アイテムが落札した場合のみ出品者へ手数料を請求するという課金方法が特徴で、現在ユーザーは98万人、常時出品数は約16万点となる。またオークションプラットフォームの提供は十数社に上っている。
3月に「Yahoo!オークション」で手数料の従量課金化が発表されたが、その後BIDDERSへユーザーからの激励・要望メールが相次いだことから、従来落札価格の5%に設定していた出品手数料の値下げの検討を開始したという。DeNAの南場智子代表取締役は、「(Yahoo!オークションの新手数料である)3%より低い値というのがまずあって、その上で値下げ後のカスタマーサポートやシステムなどへの負担増加をあらゆる角度から検討し、結果として従来の半額である2.5%ならやっていけるだろうとの結論に達した」と、経緯を説明した。落札額の2.5%が手数料となり、また月額参加料、写真掲載料、出品料が無料のため、主要オークションサイト内で最も安い手数料体系を実現した形だ。
新手数料体系に加え、オークションの機能面も強化する。3月に開始したアクセスカウンター設置や新カテゴリーに加え、今後は画像サイズ上限の拡大や入札画面のデザイン変更、ネット銀行口座による身元確認などを追加する予定だ。
DeNAでは今回の手数料値下げと機能強化で、6ヶ月以内に常時出品点数の100万点突破を目標としている。オークションシェアや収益は公表していないが、2001年暮れから単月黒字は達成しているという。またBIDDERSのオークションプラットフォームを利用しているBIGLOBE、@nifty、OCN、So-net、エキサイトなどISPやポータルサイトでは、各会員に向けてオークション利用促進キャンペーンを展開。各ISPの独自オークションや、自社コンテンツと連携した展開などで利用促進を図り、BIDDERSをバックアップする方向だ。
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(2002/4/1)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]