■URL
http://www.sharp-usa.com/about/AboutPressRelease/0,1130,C245,00.html
http://www.national.com/news/item/0,1735,747,00.html
http://www.ivast.com/news/032702ebox1.html
http://www.sigmadesigns.com/news/press_releases/020327.htm
http://cmc.taiwanet.com/
シャープやパイオニアなど大手メーカー7社は3月27日、ケーブル業界向けに、MPEG-4ベースの娯楽システムやサービスを提供する合弁会社「e-BOX」を設立したと発表した。7社は、CATV事業者が加入者向けのビデオオンデマンド(VOD)サービスや双方向TVサービスなどを提供できるようにする。
e-BOXを設立したのは、パイオニアやシャープのほか、National Semiconductor、iVAST、Sigma Designs、CMC Magnetics、Modern VideoFilmの7社。本拠は東京に置かれる。
e-Boxでは、7社の技術を組み合わせて技術ソリューションを開発する。MPEG-4ベースのアーキテクチャーを採用することで動画コンテンツの圧縮効率を向上させ、ケーブルの配信容量を3~4倍に高められるという。ケーブル事業者はこの付加的な容量を利用して、VODサービスや大容量のパーソナルビデオ録画(PVR)サービスなどの付加価値サービスを提供することが可能となる。
また、全米3位のケーブル会社Comcast Cable Communicationsが、システムの技術要求に関する助言を与えるほか、2003年初頭にも新サービスの運用試験に取り組む予定だ。e-BOXは、北米とアジア太平洋地域を対象とし、MPEG-4コンテンツや双方向サービスを配信するための機器やシステムソフトウェア、コンテンツ保護システム、セットトップボックス(STB)などを含むソリューションを提供する。
e-BoxのMPEG-4アーキテクチャは現行のアナログネットワークおよびデジタルネットワークとの互換性を確保する。これにより、ケーブルインフラやヘッドエンド機器などを取り替える必要はないため、次世代の娯楽サービスに移行するための最も経済的なモデルになるとしている。
(2002/4/1)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]