■URL
http://www.netcraft.com/survey/
米Netcraftは2日、3月におけるWebサーバーソフトの市場シェアに関する調査報告を発表した。Netcraftの調査では、HTTPサービスを提供しているホストに対してHTTPリクエストを出し、その応答内容から稼働しているWebサーバーソフトを調べた。3月の調査では、3,811万8,962サイトから応答が得られた。
同調査によると、首位のApacheが53.76%と過半数を維持しているものの、2月の58.43%からシェアを4.67ポイント落とした。これとは対照的に、2位のMicrosoftが29.13%から34.02%へと、シェアを4.89ポイント伸ばしている。
3月には、MicrosoftのWebサーバーが200万台増加したことになるが、この主な要因として、ドメイン登録業者の米register.comとNetwork SolutionsがドメインパーキングシステムをWindowsに移行したためと分析している。
Network Solutionsはこれまでにも、ドメインパーキングシステムの一部をWindowsで稼働させていたが、SolarisおよびNetscape-EnterpriseシステムからWindowsベースのシステムへの移行を進めている。3月には数十万サイトが移行したため、Netscape-Enterpriseのシェアが大きく落ち込んだ。register.comもWindowsへの移行を部分的に進めているものの、Webページの大半はLinux上で運用されている。
(2002/4/3)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]