米Yahoo!が提供しているディレクトリーにPDFファイルが掲載し始められたことが4日までに判明した。これらのPDFファイルは階層をたどっていくことで見つけることもできるが、「u:pdf」(u:はURLの中に含まれる文字列を明示する命令)と入力することでディレクトリーに掲載されているPDFファイルを一気に見つけ出すことも可能だ。この検索では、PDFファイル以外へのリンクもヒットするが、PDFファイルの隣には赤い文字で[PDF]と表示されるため、すぐに判別できる。
ロボット型のサーチエンジンであるGoogleなどでは、PDFファイルをはじめ「.doc」「.xls」などさまざまな種類のファイル形式を検索できるが、人力でファイルを登録するディレクトリー型のサーチエンジンでPDFファイルを掲載する試みは珍しい。多くのボランティアによってディレクトリーを作成している「Open Directory Project」でもこのようなことはしていない。ロボット型では利用者のさまざまなデータを検索したいという要望に応えてきたが、人力型では「html」が当たり前という常識に一石を投じた試みといえるだろう。
(2002/4/4)
[Reported by taiga@scientist.com]