【通信行政】

総務省もワールドカップをバックアップ~関連プロジェクト発表

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http://www.soumu.go.jp/s-news/2002/020405_1.html

 総務省は5日、サッカーの「2002 FIFAワールドカップ KOREA/JAPAN」に関連したITプロジェクトを発表した。BSデジタルなど「放送機能等を活用したワールドカップの演出」、成田エクスプレス車内への無線LAN導入など「世界最先端の通信環境の整備」、および大会運営に関連する電波に対する妨害電波の監視体制を強化する「電波環境の整備」の三つの柱が示された。

 成田エクスプレスへの無線LANシステム導入実験は国土交通省と連携して行なわれる。対象となる車両はグリーン車で、車内は無線LAN、外部との接続には第三世代移動体通信網が用いられる。一輌あたり10台まで無線LANカードの貸出しも実施する予定だ。これまで列車内での無線LAN実験はいくつか試みられたが、外部との高速インターネット接続までも提供するのは「世界初」(総務省)という。実験期間は2002年5月から7月まで。

 映像面のプロジェクトでは、3台のハイビジョンカメラを同時に利用して1スクリーン全体にフィールドを映し出す「超大画面高精細映像によるデモンストレーション」、BSデジタル放送でのデータ放送の強化、CSデジタル放送でのマルチアングル放送(通常4チャンネル、日本戦のみ5チャンネル)やタイムシフト放送を行なう。

(2002/4/8)

[Reported by okada-d@impress.co.jp]

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