米RealNetworksは9日、メディア企業が自社ブランドによる有料コンテンツ配信サービスを即座に構築できる「RBN Managed Subscription Service」を発表した。
RealNetworksは2002年3月以来「RealOne SuperPass」という有料のコンテンツ配信サービスを提供してきたが、この新たなサービスRBN Managed Subscription Serviceでは、RealNetworksのブランドではなく、自社のブランド名のもとに有料コンテンツを配信できるようになる。このサービスを利用することで、メディアにとっては自前のシステムを一から開発する必要がなく、即座にサービスを立ち上げることができるというメリットがある。サービスには、顧客管理システム、不正アクセスに対する防御、決済管理、視聴率調査、カスタマーサービス、RealNetworksのコンテンツ配信ネットワークの利用、などが含まれている。
今回のサービス開始に合わせて、メロドラマを提供するSoapCity、宗教系放送Campus Crusade、競馬情報のPost Time Technologiesがサービスを開始した。RealNetworksでは、今後ラジオやテレビなどの放送事業者、ケーブルネットワーク、音楽会社などへもこのサービスを売り込みたい考えだ。
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(2002/4/10)
[Reported by taiga@scientist.com]