【ハードウェア】

キャッシュフロージャパン、セキュリティーアプライアンス製品を発表
~既存のファイアウォールなどとの協調的な動作が可能

■URL
http://www.cacheflow.co.jp/
http://www.cacheflow.com/

「CacheFlow セキュリティゲートウェイ」の「600 Series」

 キャッシュフロージャパン株式会社は11日、既存のファイアウォールなどとの協調的な動作が可能なWebセキュリティーアプライアンス製品「CacheFlow セキュリティゲートウェイ(以下、セキュリティゲートウェイ)」を発表した。5月より出荷を開始し、価格は100万円から。販売は代理店を通じて行なう。

 「セキュリティゲートウェイ」は、Webのキャッシング機能に加え、コンテンツフィルタリング、ウィルススキャンなどのさまざまなセキュリティー機能を提供するアプライアンス製品。既存のファイアウォールを、補完/追加する動作が可能な点が特徴だ。

 通常、ファイアウォールは80番ポートが開けられており、Webトラフィックで使用しないレイヤー1~3までのセキュリティーを担当している。セキュリティゲートウェイは、このファイアウォールが通過させているレイヤー4~7部分を担当し、HTTPやFTPなどのWebトラフィックに対してセキュリティー機能を提供する。

 また、通常ファイアウォールに追加させる形で用意しなければならない「キャッシュ」、「ユーザー認証」、「コンテンツフィルタリング」、「ウィルスチェック」などの機能が1つにまとめられており、「ファイアウォールとセキュリティゲートウェイを用意すれば、殆どの脅威に対抗できる」という。

 製品説明のために来日した米CacheFlow社(キャッシュフロージャパンの親会社)CEOのBrian NeSmith氏は、「セキュリティゲートウェイが提供している数々の機能を、それぞれ別個に用意した場合、4~5倍の投資が必要になるだろう。また、セキュリティゲートウェイは、オールインワンでサービスを提供しているため、別個に用意した場合に比べて10倍以上の速度が出ている。昨年の『Nimda』や『CodeRed』などの出現により、Webトラフィックに関するセキュリティーニーズは高まっており、世界全体での市場は、2005年までに10億ドルにまで成長するだろう」と語った。

米CacheFlow社CEO
Brian NeSmith氏
キャッシュフロージャパン株式会社代表石山 勉氏

(2002/4/11)

[Reported by otsu-j@impress.co.jp]

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