■URL
http://www.inktomi.com/company/news/press/2002/gateway.html
http://www.inktomi.com/solutions/enterprise/security.html
米Inktomiは10日、企業のネットワークを社内外のセキュリティ攻撃から保護するためのソフト「Inktomi Traffic Edge Security Edition」を発表した。これは同社のプロキシーキャッシュ製品のセキュリティ機能を強化したもので、Webベースのウィルス対策やコンテンツのフィルタリング、ユーザー認証およびアクセス制御機能などを備えている。これらは同社が提携している米SymantecおよびWebsenseのソリューションをInktomiのプロキシーキャッシュ製品組み込むことにより実現している。
Traffic Edgeには、Symantecのウィルス対策ソフト「CarrierScan Server」が組み込まれている。これにより、Webコンテンツなどをスキャンして、ウィルスやワームなどの侵入を防ぐことができる。また、一度スキャンしたコンテンツを再利用できるようキャッシュに保存して、同じコンテンツを要求した際の再スキャンの手間を省き、ネットワークの性能やスケーラビリティを最適化する。
さらに、Websenseの従業員向けインターネット利用管理ソフト「Websense Enterprise v4.4」も組み込まれる。このソフトは、従業員のアクセス監視やコンテンツのフィルタリング、利用状況の報告などの機能を備えており、生産性の向上が望めるほか、不適切なWebコンテンツへのアクセスから生じる法的責任の問題を避けることができる。
Inktomiでは、Traffic Edge Security Editionを直接販売する。また、今後、米Compaqや米Dell、米HP、富士通などからOEM販売される予定だ。
(2002/4/11)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]