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スピードネット株式会社が行なったインターネットユーザー調査で、ユニークな結果が登場した。女性ユーザーのブロードバンド利用率が、なんと4割にも上っているのだ。
スピードネットはこの2~3月にかけて、女性向けのコミュニティサイト「メルチャ」の会員女性500名、およびシニア向けコミュニティ「アクティブネット」の会員80名に対して、インターネット利用動向調査を実施した。また同時期にスピードネット会員300名対しても利用動向調査を実施して、その結果を発表した。なかでも女性ユーザーへの調査が興味深い結果となったので、ここでまとめてみよう。
調査結果を見ると、「自宅でブロードバンドインターネットサービスに契約している」女性ユーザー(メルチャ会員)は、42.6%。導入理由では「早くて快適」(44.1%)、「いくら使っても定額」(44.6%)でほぼ9割で、他は「動画コンテンツが見たいから」(2.3%)などが挙がっている。利用回線はADSL(61.0%)とCATV(36.6%)でほとんどを占めている。また年齢が高いほうがブロードバンド利用率が高い点も特徴で、20代で38.9%、30代で43.9%、40代で47.3%と、40代では5割に達しそうな勢いだ。
現状で約2割と言われるブロードバンド普及率から見ると、ブロードバンドユーザーが約4割という結果は非常に高く感じられる。スピードネットでは、「コミュニティサイトのユーザーなため、通常のインターネットユーザーよりアクティブでもあり、それがブロードバンド利用率の高さにつながっていると思う。また主婦層の場合、昼間の空いた時間にチャットや掲示板を利用したり、アンケートでポイントが溜まるサービスなどを好む傾向がある。常時接続で定額制のブロードバンド環境は、こうした女性のオンライン行動に向いているといえる。実際に昼間は妻、夜は夫と、ブロードバンド環境をうまく使い分けている家庭も多いようだ」と分析している。
また今回、ユニークな存在として目立ったのが、インターネット初心者で、かつブロードバンド環境を利用しているユーザーだ。数自体は10人弱と少ないが、女性でインターネットを利用し始めて1年未満の層では、78.6%がすでにブロードバンド環境を利用中だった。“インターネットデビュー=ブロードバンドデビュー”とも言えるこうしたユーザーを、スピードネットでは「いきなりブロードバンダー」と命名。導入の容易さやサポートの充実、“おまかせパック”の存在などに注目する傾向があると分析している。今後は「いきなりブロードバンダー」を含む初心者層に向けて、簡単で短期間に導入できる点をアピールする方向だ。
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(2002/4/11)
[Reported by aoki-m@impress.co.jp]