■URL
http://www.symantec.com/region/jp/sarcj/data/w/w32.mylife.i%40mm.html
http://www.symantec.com/region/jp/sarcj/data/w/w32.mylife.j%40mm.html
感染すると表示される「SHARON」という画像 |
株式会社シマンテックは、3月に発見されたウィルス「MyLife」の亜種「MyLife.I」と「MyLife.J」の二種類を発見し、感染力「高」として警告した。
今回発見されたウィルスは、実行するとクリントン前米国大統領の似顔絵を表示するウィルスとして注目を集めた「MyLife」の亜種。二種類発見されており、それぞれ感染後の実行行為に違いがあるので、注意が必要だ。
「MyLife.I」は、件名「peeeeep picture」、添付ファイル名「peeeep~~~.scr」で送信されてくるのが特徴。感染すると、「SHARON」という画像を表示し、Outlookのアドレス帳とMSNメッセンジャーのコンタクトリストにある全ての宛先に自身を配信する。従って、「SHARON」という画像を表示された場合、「MyLife.I」に感染している可能性が高いので駆除が必要だ。
一方の「MyLife.J」は、件名「sexyy Screen Saver」、添付ファイル名「USA.scr」で送信されてくる。感染後は、「MyLife.I」と同様に、「SHARON」という画像を表示し、アドレス帳とコンタクトリストにある全ての宛先に自分自身を送信する。また、「Systemディレクトリー」から起動された場合は、Cドライブ上のすべてのファイルを削除するので危険度が高い。
シマンテックでは、「MyLife.I」と「MyLife.J」に4月12日付けのウィルス定義ファイルで対応しており、定義ファイルを更新するよう警告している。
◎関連記事
■ベンダー各社、クリントン前大統領の似顔絵を表示するウィルス「MYLIFE」を警告
(2002/4/15)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]