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http://store.sendmail.com/cgi-bin/smistore/news/pressrelease.jsp?eventOID=57404&localId=USA
米Sendmailは15日、「Sendmail Calendar Server」を発表した。これは個人やグループのスケジュール管理を、PCからだけでなく携帯電話などのデバイスからでも利用できるようにするスケジュール管理ソリューションだ。
Sendmail、は元々メールシステムのソフトベンダーとして知られているが、企業内のメッセージインフラを進めるという観点からグループコラボレーションにも積極的に取り組んでおり、今回の新製品もその一環といえる。Sendmail Calendar Serverの発表について、Sendmailの副社長兼調査部長であるJoyce Graff氏は「企業はメール以上のものを必要としている。彼らはいつでもどのようなデバイスからでも高度なカレンダーやスケジュール管理機能へアクセスできるようになることを望んでいる」と説明した。
Sendmail Calendar Serverは、Solaris8が搭載されているSunサーバー上で動作し、データベースソフト「Oracle 8i Enterprise Server」を必要とする。スケジュールのデータはこのデータベースに集積されたうえ、テンプレートエンジンを通すことによってWAP対応携帯電話、iモードやHTMLを表示できるデバイスでスケジュールを表示、修正できる。また同期のためのAPIを用意しており、Microsoft OutlookやPalm、LotusNotesなどと同期をとることも可能だ。さらにXMLに準拠したAPIが用意されているため、企業内のカスタムアプリケーションと連携させることもできる。
カレンダー機能としては個人のプライベート情報を記したカレンダーを秘密にできる機能や、アクセス権に基づいてスケジュール表示を変えられる機能、欧州系、アジア系言語ローカライゼーションが可能など、さまざまな機能を有している。
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(2002/4/16)
[Reported by taiga@scientist.com]