【事業計画】

~トップにはセキュリティの権威、Whitfield Diffie氏が就任

米Sun、セキュリティ関連部署「Sun Global Security Program Office」を新設

■URL
http://www.sun.com/smi/Press/sunflash/2002-04/sunflash.20020417.2.html
http://research.sun.com/people/diffie/

 米Sun Microsystemsは17日、同社が新たに設置したセキュリティ関連部署「Sun Global Security Program Office」の長Chief Security OfficerとしてWhitfield Diffie氏を任命したことを発表した。

 Whitfield Diffie氏は現在WWWブラウザーや暗号システムの基盤として使用されている「公開鍵暗号」の概念を発明した人物として知られており、コンピューターセキュリティ分野での権威となっている。彼は1991年にSunに入社して以来、Sun Labsで研究を続けながら、暗号の重要性について訴え続けてきた。

 この新たな役職であるChief Security Officerの仕事とは、Sunの提供しているセキュリティ関連テクノロジーを宣伝してSunの立場を代弁すること、米国内外のセキュリティー組織とSunの関係を強めること、顧客のセキュリティーに関連するニーズを先取りしてSunの研究開発チームと連携により新商品の開発につなげること、となっている。

 インターネットのセキュリティーに関してはMicrosoftがセキュリティーを向上させるプログラムを始めて話題となっている。またSunはこれまでに何度もMicrosoft製品のセキュリティーの問題点を指摘し強く非難してきている。新しいポストの設置により、今後セキュリティの品質向上を巡る両社の議論が激化する可能性もある。

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(2002/4/18)

[Reported by taiga@scientist.com]

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