■URL
http://www.ws-i.org/docs/20020417wsipress.pdf
Webサービスの相互運用性を推進する業界団体「Web Services Interoperability (WS-I) Organization」は18日、米サンフランシスコで今週開いた初会合で、中核となるワーキンググループの設置を発表した。同団体は、さまざまなプラットフォームやアプリケーション、プログラミング言語におけるWebサービスの相互運用性推進を目指して2月に設立されたオープンな団体で、現在では参加企業が100社を超えたことを明らかにした。
今回設置されたワーキンググループは、Webサービスの基盤となるXML SchemaやSOAP、WSDL、UDDIなどの中核仕様を明確にして勧告を行なう「Basic Web Services Profile Working Group」、基本的なWebサービスのサンプルアプリケーションを提供して普及を促進する「Sample Applications Working Group」、基本的なWebサービスプロファイルとの適応性を検証するための自己管理型の試験セットを開発する「Test Materials and Tools Development Working Group」の3グループ。
WS-Iの理事でワーキンググループの委員長を務めるAnthony Roby氏は「当団体は、オープンな業界標準技術に基づいて、Webサービスの共通定義について調整を行なってきた。現在、相互運用可能なWebサービスを開発するために必要なツールや実装ガイダンスを配布することに焦点を絞っている」とコメント。
同団体の設立企業には、米Accenture、BEA Systems、富士通、HP、IBM、Intel、Microsoft、Oracleおよび独SAPなどが名を連ねている。
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(2002/4/19)
[Reported by hiro@nakajima-gumi.net]