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http://press.nokia.com/PR/200204/856272_5.html
Nokiaと米IBMは23日、IBM Global ServicesがNokiaの無線LAN製品を使ったシステムインテグレーションビジネスを世界中で展開することで合意したことを発表した。Nokiaは既存の営業チャンネルも同時に維持していく。
発表によると、IBMは携帯電話事業者やワイアレスISPがホットスポットを設置する際のインストール、メンテナンスのほか、ファイナンス、コンサルティングサービスを提供し、世界中に広がりつつある公衆無線LANネットワークを下支えしていく。
Nokiaの無線LANシステム担当部長Paavo Aro氏は「ここ4年間で世界中の10万カ所でホットスポットが動き出すと予測されている」とコメントし、この市場が非常に有望であることを指摘した。また、IBMのはワイアレスeビジネスサービス担当部長Lars Alm氏は「この新しいIBMとNokiaの協力関係は、無線LANサービスが既存のネットワークトポロジーとシームレスに統合されると同時に、公衆無線LANサービスを市場に早く導入し収益を上げることを可能にするものだ」とコメントした。
Nokiaはネットワーク事業者向けの無線LANソリューションを提供しているが、この中にはSIMベースの認証システムが含まれている。SIM(Subscriber Identification Module)は、欧米で一般的に使われている携帯電話使用者認識用の切手サイズ程のチップで、このチップを携帯電話に挿すことで、どの機種や携帯事業者を使っていても料金引き落としを一括して行なうことができるものだ。NokiaはこのSIMチップを挿すことのできる無線LANカードを最近発売、無線LANネットワークサービスを携帯電話料金と同時に引き落とせるようなサービスを提供できるようにしている。
(2002/4/24)
[Reported by taiga@scientist.com]