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BIGLOBE、ブロードバンド接続の海外ローミング「iPassブロードバンド」開始

■URL
http://www.nec.co.jp/press/ja/0204/2601.html (リリース)
http://mobile.biglobe.ne.jp/roam/ipassbb.html

「iPassブロードバンド」の解説ページ
 NECが運営するISP「BIGLOBE」は、ブロードバンドに対応したローミングサービス「iPassブロードバンド」を5月7日より開始すると発表した。

 これは米国内のホテルや空港など約800ヵ所において、IEEE802.11bに対応した無線LAN接続、およびイーサネット接続によるインターネット利用を可能にするサービス。ローミング業者である米iPass社のネットワークを利用している。BIGLOBEは以前からiPass社のネットワークを用いた「海外ローミングサービス」を提供しており、このサービスの米国での利用者を分析した結果、約3分の1が1日に1時間半以上の接続を行ない、さらに利用者の約半分は1回の利用で1時間以上接続していたとの結果を得たという。このため、高速化と定額制による常時接続のニーズが海外ローミングにおいても高まっていると判断し、「iPassブロードバンド」を開始する運びとなった。

 「iPassブロードバンド」では、米国内の約800ヵ所のアクセスポイントから、最大11Mbpsでのブロードバンド接続環境を提供する。アクセスポイントはホテルや空港などが主体で、現在シアトル、サンノゼ、ダラス、オースティン、ミネアポリスの各空港で、またヒルトン、ホリデイ・イン、シェラトン、サマー・フィールド、シエラ・スイート、ウィンダムといったホテルチェーンで利用可能だ。空港ではラウンジやターミナルなどから無線LANによる接続が、またホテルではロビーや会議室では無線LANで、客室からはイーサネットによる接続が可能となっている。利用には専用接続ソフト「iPassConnect」のインストールが必要で、ソフトのアクセスポイントリストから希望の場所を選択することで、簡単に接続が可能だ。

 「iPassブロードバンド」の料金はホテル・空港とも1,800円(1日・1地点単位)。ホテルの場合は昼の12時から翌日昼12時まで、空港の場合は午前0時から24時までとなり、1日単位の区切り点が異なっている点は注意したい。なお開始当初は米国のみのサービスだが、BIGLOBEでは今後ヨーロッパやアジアなどへも展開を行なう予定という。

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(2002/4/26)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]

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