米Alexa Internetが新たな検索サービスの開設を準備していることが明らかになった。これは27日ごろからAlexaが新たなサイトに誘導するようになったことから判明したもので、正式なサービスの開始時期など詳細は不明だ。ページアップデートの日付は「2002年5月」となっており、近々正式にサービス開始される可能性もある。
Alexa InternetはAmazon.comの子会社で、ユーザーが閲覧しているサイトに関連したサイトや統計、サイト開設者の連絡先などを表示するツールを無料配布している。今回明らかになったサービス「Alexa Web Search Beta」はこれまでツールバーやInternet Explorerのアドオンソフトでしか提供されていなかった「関連先」表示機能を、Webインターフェイスを通してサーチエンジンのように利用できるものだ。通常のサーチエンジンのように検索語を入力すると、Googleの検索結果上位3位がサムネイル画像によって表示され、そこからAlexaの関連情報が表示されるサイトに行くことができる。
トップページにはAlexaの親会社であるAmazon.comの書籍情報やランキング情報が常時表示されており、このサイトがAmazon.comの新たな戦略に関わる可能性も否定できない。また検索結果には「Powered by Google」と書いてあるが、GoogleとAmazon.comとの関係も今のところ不明だ。
またサイト更新に伴って「Alexa toolbar 6.5 beta」がダウンロードできるようになってなっており、機能やインターフェイスが変更されている。
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4.0版が登場化
(2002/4/30)
[Reported by taiga@scientist.com]