【サービス】

ラピッドサイト、VPSを利用した共有ホスティングサービスの提供開始
~仮想ルート権限や独自CGIの利用も可能

■URL
http://vps.rapidsite.jp/

VPSのサイト

 ラピッドサイト株式会社は、共用サーバーながら専用サーバーと同程度の機能を提供するホスティングサービス「バーチャルプライベートサーバ(以下、VPS)」の提供を5月1日より開始する。料金は、ディスク使用量が100MBのライトプランで、月額8,500円だ。

 VPSは、米NTT/VERIO社で開発された高機能サーバーを利用したサービス。ハードウェア上では一台のサーバーをシェアする形になるが、Webやメールなどのアプリケーションや、CPUや物理メモリーなどのハードウェアリソースも各ユーザー毎に独立している点が特徴だ。

 通常、共有サーバーは一台のサーバーを複数人でシェアするため、1人のユーザーが利用しているプログラムが暴走した際に、他のユーザーが被害を被ることも多かった。しかし、VPSでは、ユーザー毎に「仮想ルート権限を与える」ことや「サーバーリソースを複数のユーザーに対して平等に振り分け」を行なうことによって、専用サーバーと同様に、他のユーザーの影響を受けない環境を作ることが可能となっている。

 VPSの仮想ルート権限では、ApacheやSendmailなどの各アプリケーションのインストールや設定、自作CGIの導入などを、ユーザー自身で行なう事ができる。従って、これらのバージョンアップなどもユーザー自身で行なう必要があるので、注意が必要だ。また、独自ドメインの運用に関しても、最大60ドメインまで登録することが可能となっている。

 ラピッドサイトは、「料金的にも、専用サーバーをホスティングする場合の3分の2から半分程度の料金で済むことから、これからは本当のルート権限が欲しいユーザーだけが、専用サーバーを利用することになるだろう」と語った。

(2002/4/30)

[Reported by otsu-j@impress.co.jp]

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