■URL
http://www.soba-project.org/
http://www.nttcom.co.jp/news/pr02052401.html
左から、京都大学理数解析研究所 教授 中島玲二氏、京都大学理数解析研究所 助手 ジャック・ガリグ氏、NTTコムウェア株式会社 IT商品企画部 ビジネス企画グループ 担当部長 竹川直秀氏、オムロン株式会社 IT研究所 主査 乾和志氏 |
京都大学を中心とする5大学の研究グループとオムロン株式会社などで構成される、産学協同のプロジェクト「SOBA(Session Oriented Broadband Applications)」は24日、研究成果として「SOBAフレームワーク」のα版を7月にリリースすると発表した。また、開発プロジェクトに新たにNTTコムウェアが参加することになり、実用化に向けて活動を加速させた。
「SOBAプロジェクト」は、インターネット上に“共有空間”を作り出す「SOBAフレームワーク」を共同で研究・開発し、ブロードバンド環境の活用に役立てることを目指すプロジェクト。
「SOBAフレームワーク」は、テレビ会議やチャットなどのコミュニケーション機能に特化したプラットフォームで、ユーザーが共有空間を移動したり、統合や削除ができるようになっている。SOBA対応のアプリケーションは、XMLとJavaScriptを用いて容易に開発できるのが特徴で、潜在的な開発者を掘り起こせるとしている。
また、ロードマップによると、7月9日には、SOBAアプリケーションの開発者向けにフレームワークのα版を配布するほか、デモンストレーションやセミナーを行なうイベント「SOBA Conference @ Quest Hall」を開催する。また、2003年度にはWindows以外のOSにも対応したβバージョンをリリースするとともに、モバイル向けの開発も着手するとしている。さらに、将来的にはSOBAフレームワークを商用版としてリリースしてサポートを行なう「SOBA,Inc」(仮称)を設立する予定だという。
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(2002/5/24)
[Reported by adachi@impress.co.jp]