【実証実験】

仙台のITベンチャー集積地でホットエリア実験

■URL
http://enquete.epro.ne.jp/yubi/

仙台駅東口から東に真っ直ぐ延びる宮城野通り(写真左奥が仙台駅)。この通り沿いが今回の主な実験エリアとなる。写真正面の仙台ソフトウェアセンター(NAViS)も設置予定エリアに含まれている

 東北総合通信局は、JR仙台駅東口のITベンチャー集積地にユビキタス環境を構築する実証実験を開始した。公共施設やオフィスなどに2.4GHz帯の無線アクセスポイントを設置し、エリア内で高速インターネット接続を実現。VPNや情報共有サーバー、コンテンツ配信などの企業向けサービス/アプリケーションを提供する。

 同地区は、通称「仙台ITアベニュー」と呼ばれるエリア。140社以上(2001年10月現在の数字)のITベンチャーがオフィスを構えていると言われており、仙台市でもオフィスの家賃の補助制度を実施するなど、IT事業の活性化に取り組んでいる。

 今回の実験は、東北総合通信局が開催している「東北におけるITベンチャー集積地向け情報通信ユビキタス環境モデルに関する調査研究会」の一環として実施されるもの。仙台ITアベニューの企業などから500人程度のモニターユーザーを募集し、無線アクセスのセキュリティ面や企業向けサービスの利用意向などを調査する。

 4日よりモニターユーザーを募集。7月より運用を開始し、11月まで実験を行なう予定だ。なお、同実験ではIEEE 802.1xとモバイルインターネットサービス方式の2種類の認証方式を検証する。

(2002/6/3)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]

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