【セキュリティー】

マイクロソフト、LAN上でパッチをダウンロードできるソフトを提供開始
~クライアントマシーンに強制的にパッチをあてることも可能

■URL
http://www.microsoft.com/japan/presspass/releases/062402sus.asp
http://www.microsoft.com/japan/windows2000/windowsupdate/sus/default.asp

「Microsoft Software Update Services」のサイト

 マイクロソフト株式会社は、LAN上でパッチをダウンロードできるソフト「Microsoft Software Update Services(以下、SUS)」日本語版の無償提供を開始した。

 SUSは、現在マイクロソフトが現在最優先事項としているポリシー「Trustworthy Computing(信頼できるコンピューティング)」の一環として提供されるもの。企業内にWindows Update専用サーバーを構築することによって、クライアントマシーンのセキュリティーパッチを管理できるようになり、数百台単位でクライアントPCが存在する大企業などのユーザーが個別にWindows Updateする手間を省くことや、管理面での強化を狙ったものとなっている。「重要な更新」や「セキュリティの修正」に対応しており、遠隔地にあるSUSサーバーに対しても管理が可能となっている。

 SUSは、サーバー用とクライアント用が分けられており、それぞれ対象のPCにインストールする必要がある。現在のところ、クライアント用で利用できる対象OSは、「Windows 2000 with Service Pack 2」や「Windows XP」など5種類に限られる。サーバー用は、「Windows 2000 (Advanced) Server with Service Pack 2」もしくは「.Net Server」が対象となっている。

 SUSを導入することによって、クライアントPCはSUSサーバーから適用可能な全てのパッチを自動的に更新することが可能になる機能や、グループポリシーにより制御が可能になるなどのさまざまな機能の利用が可能となる。

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(2002/6/25)

[Reported by otsu-j@impress.co.jp]

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