■URL
http://www.websense.com/company/news/pr/02/070102.cfm
米Websenseは1日、社員が悪意のあるWebサイトへアクセスするのを防止するためのデータベース「Premium Group III」(PG III)をリリースした。IT管理者がセキュリティーリスクの高いサイトへのアクセスを遮断して、Webベースのワームやウィルス、VBスクリプトなどの悪意のあるコードによる攻撃のリスクを事前に最小限にできるものだ。
昨年登場したNimdaをはじめ、悪意のあるコードは、感染したWebサイトに社員がアクセスした際に攻撃を仕掛ける場合が多い。悪意のあるコンテンツが職場に侵入するのを防ぐため、WebsenseはWebサイトのマイニング技術を活用し、感染したWebサイトを確認して隔離できるデータベースを作成した。
Websenseは日々、数百万サイトものWebサイトを「URL Warehouse」に取り込み、ActiveXコントロールやVBスクリプト、JavaScript、Javaアプレットなどで作成した悪意のあるコードを走査している。そして、高度なアルゴリズムを用いて、悪意のあるコードを識別し、そのサイトをPG IIIデータベースに入力している。データベースは新たに感染したサイトを日々更新しているため、企業は社員がこれらのサイトにアクセスするのを事前に防止できる。
米司法省によると、昨年登場したNimdaによる業務の停止や浄化に伴う損害は世界で26億ドルにものぼる。PG IIIを用いることで、このような被害を事前に防ぐことができるとしている。
(2002/7/2)
[Reported by 江藤浩幸]