【NetWorld+Interop 2002 TOKYOレポート】

マイクロソフトが「UPnP」対応機器を多数展示

■URL
http://www.microsoft.com/japan/events/NI2002/

 マイクロソフトのブースでは、同社が提唱するネットワーク機器におけるプラグアンドプレイ技術「UPnP(Universal Plug and Play)」を実装した機器が展示されている。

 UPnPは、ネットワーク機器の検出、制御などを自動化することを目的とした技術だ。身近なところでは、エンド・トゥー・エンドの通信を“NAT越え”させる技術として、最近のブロードバンドルーターに搭載されており、ビデオ会議やVoIPなどに用いられている。

 UPnPのコーナーには、UPnP対応のプリンターが並んでいた。Windows XPやMEの場合は、自動的にネットワーク上のUPnP対応のプリンターを検索する。「マイネットワーク」にはアイコンが表示され、ドライバーのインストールなどのセットアップ作業を自動的に行なう。ほかには、スキャナーなども展示されている。また、UPnPを利用した将来的な構想として、パソコンのスケジュール管理ソフト、目覚まし時計、エアコンの連動などが紹介されていた。

 さらに、参考出品として、Philipsのネットワーク対応オーディオコンポの展示も見られた。このコンポにはIPアドレスが割り当てられ、Webブラウザーから操作できるようになっている。

PhilipsのUPnP対応オーディオコンポ

Webブラウザーで操作可能

オーディオコンポの裏側。イーサーネットケーブルが接続されている。

 

(2002/7/4)

[Reported by adachi@impress.co.jp]

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