【調査】

総務省、テレワークに関する調査結果を発表

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http://www.soumu.go.jp/s-news/2002/020705_4.html

 総務省は、社員が所属企業以外の場所でIT技術を活用して勤務をする「雇用型テレワーク」に関する調査報告を公表した。調査は、大都市圏の5,000社(有効回答639社)と、これらに勤務するテレワーカー9,307人(有効回答969人)に対して日本テレワーク協会が実施した。

 報告書によると、2002年時点でのテレワーカーは286万人で、2007年には563万人に増加する予測を立てている。

 テレワークのメリットとしてワーカーの意見では、「通勤の疲労がなくなる」が前回の調査(2000年)と比較して31.4%が57.4%に、「家事や育児の時間が増える」が10%から25.9%に増加しているが、「仕事の生産性が高くなる」は62.9%が44.4%に減少している。一方の企業側のメリットとしては、「勤務者の移動時間の短縮・効率化」(52%)、「顧客満足度の向上」(33.3%)などとなっている。

 また、企業におけるテレワークの実施状況としては、「会社のルールとして認めている」(2.2%)と「ルールはないが裁量で実施している」(8.1%)となり、合計10.3%の企業がテレワークを採用している。しかし、「認める予定はない」とする企業が78.4%となり大半を占め、理由としては、「適した職種がない」(61.8%)、「管理が難しい」(43%)、「コミュニケーション不足になる」(22.5%)などを挙げている。

(2002/7/8)

[Reported by adachi@impress.co.jp]

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