【サービス】

“ベッカムの国から来た”旅行サイト「Lastminute.com」が本格開始

■URL
http://www.lastminute.co.jp/

LMJの長澤社長
 ヨーロッパを中心に展開する旅行・チケット関連のECサイト「Lastminute.com」が日本での本格的な展開を開始した。
 「Lastminute.com」は1998年にイギリスで開設、以降順調に成長してきたECサイトだ。現在イギリスをはじめフランス、ドイツ、イタリアなどヨーロッパを中心に9カ国で展開している。航空券やパッケージツアー、宿泊、興行チケット、ギフト商品などを中心に、出発日や締切日の迫ったものを割引価格で提供することで人気を博している。現在イギリスで最もアクセス数の高い旅行サイトで、またフランス、ドイツ、イタリア、スペインでも上位5位に入る唯一のサイトだという。
 同社の日本法人は「株式会社ラストミニット・ドット・コム」(以下LMJ)の名称で、クレディセゾン、近畿日本ツーリスト、日本旅行、三菱商事など7社の出資で設立された。今年4月からプレサイトをオープンし、すでに4万人が会員登録している。会員は20~40代が約80%で、女性が多いのが特徴という。

 日本版のサイトでは、欧州の既存サイトと同様、出発・宿泊の2ヶ月前からの商品(間際商品と呼ばれる)を中心としたラインナップを提供する。近畿日本ツーリストや日本旅行などを中心に、国内外のパッケージツアー、ホテル宿泊、海外格安航空券などを提供する。商品数を多数盛り込むよりも、「更新回数を増やし、そのたびに目玉となる商品を作る」(LMJ代表取締役社長・長澤弘二氏)ことで、ユーザーの興味を喚起するという。また7月15日から「LMJの宿」という、宿泊の5日前から販売する間際宿泊プランも開始し、約500軒のホテル・旅館などの予約に対応する予定だ。

 LMJの長澤社長は「以前は3ヶ月前に予約するのが通常だった海外旅行も、今はお客様の3割が1ヶ月前に決定、手配をしている。こうした“間際化”へのスピードは止まらないだろう。欧州で培ったノウハウを活かしながら、日本に合った商品を、最短で届けられるサービスを提供する」と述べた。また三菱商事副社長の小島順彦氏は、「若い女性に向けて“ベッカムの国から来たLMJ”としてアピールしたい」と述べていた。

◎関連記事
オンライン旅行・チケットサービスの英Lastminute.comが日本上陸

(2002/7/9)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]

ほかの記事はこちらから

INTERNET Watch編集部internet-watch-info@impress.co.jp
Copyright (c) 2002 Impress Corporation All rights reserved.