【規格】

W3CがWebサービス記述言語「WSDL 1.2」のドラフト公開

■URL
http://www.w3.org/2002/07/wsdl12-pressrelease.html.ja
http://www.w3.org/TR/2002/WD-wsdl12-20020709/
http://www.w3.org/TR/2002/WD-wsdl12-bindings-20020709/

 Web技術標準化団体「World Wide Web Consortium」(W3C)は9日、Webサービス記述言語「Web Services Description Language (WSDL) 1.2」および「WSDL 1.2 Bindings」のワーキングドラフトを公開した。

 WSDL 1.2はXMLベースのWebサービスで、交換されるデータや利用プロトコル、それらのWeb上での位置を記述する言語。一方のWSDL 1.2 Bindingsは、「WSDL 1.2」と「SOAP 1.2」「HTTP」「MIME」をどのように組み合わせて利用するかを記述する言語だ。

 W3Cは3月、WSDL 1.1を勧告仕様ではなく技術文書として公開。その後、WSDLの策定を目的としたワーキンググループを設置し、WSDL 1.1を改善した1.2のワーキングドラフトを策定した。

 WSDL 1.2では、より簡潔でより柔軟に記述コンポーネントを定義するために概念的な枠組み手法を採用し、開発者が理解、利用しやすい明瞭な言語を定義している。「XML Schemas」や「XML Information Set」などのW3C仕様に対応し、「HTTP 1.1」との最良の組み合わせを提供するほか、「SOAP 1.2」との組み合わせも間もなく実現する予定だ。

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(2002/7/10)

[Reported by 江藤浩幸]

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