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株式会社バガボンドは11日、転職サイトに関する調査結果を発表した。調査は、過去3年間に実際に転職した800名に対してアンケート形式で行なわれ、転職サイトに対するユーザー意識を満足度や利用状況などの角度から分析したもの。
この調査によると、転職活動中、実際に行なったこととしては「転職サイトへ登録」が66.0%、「転職情報誌を購入」が65.5%と、「転職サイトへ登録」が1位となっている。これは、調査を開始して初めてのことだという。また、今後の転職活動の方法についても、「転職サイトへ登録」が63.2%、「転職情報誌を購入」が52.1%となっており、こちらでも転職サイトの躍進がみられる。
調査によると、男性に限定した場合、半数近い転職経験者が転職サイトに掲載されている企業へ実際に応募したことがあることが分かった。応募まで転職サイト上で行なうケースは、全体の38.5%となっており、前年度調査の34.2%から増加している。このように、転職サイトの利用方法は情報収集だけに留まらず、転職実現に向けたツールの1つとしての役割も担ってきているようだ。
実際に行なった転職活動の方法
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今後の転職活動の方法
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転職サイトに掲載されている企業に実際に申し込んだ割合
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転職サイトを利用する上で重要な項目としては、「求人件数の多さ」77.1%、「情報の探しやすさ」76.3%、「個々の情報が詳しいこと」61.0%などが挙げられる。これには、転職サイトに求められていることが、まさに「使える情報」であることが示されている。ただし、25~29歳、35~39歳では、「求人数」よりも「検索のしやすさ」を求める傾向が強いことから、ただ単に求人数が多いだけでも駄目だということが分かる。
一方、転職サイトなどで多く見られる「コラム、ニュース」について、「充実している必要があるか」という質問に対しては6.0%しか選択されていないことから、これらのコーナーについては、必須ではないことが分かった。また、携帯電話上でのサービスが必要と答えたユーザーも2.5%と低く、現状ではあまり携帯電話での需要はないといえる。
転職サイト別の印象では、前年度調査で独走状態であった「RECRUITnaviCAREER(旧称、現在はリクナビNEXT)」だが、本年度の調査では、「[en]」、「eCareer」、「Find Job!」などの評価が軒並み上がっている。「認知度」と「利用度(転職期間中に頻繁に利用した)」の指標において、「[en]」が1位になっているが、その他の部門では「リクナビNEXT」が好順位を維持している。また、厚生労働省が2001年8月に開設した「しごと情報ネット」も認知度で7位に入るなど、ある程度認知されていることが分かった。
最後に、転職サイトに求める点についての質問では、「特になし」が23.5%で一番多く、多数の転職サイトによる競争激化によりサービスの充実が図られていることが分かった。ただし、「個々の企業の詳細」、「地方の情報」、「掲載情報の更新」などの項目については、それぞれ10%を超えていることから、今後各サイトは改善の余地があるといえる。
サイト利用上で重要だと思うもの
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各サイトの認知度
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各サイトの利用意向度
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(2002/7/11)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]