【実験】

東京都、都庁など都内10ヶ所にて無線LANの実験を実施
~各所で「Mフレッツ」や「HOTSPOT」などのサービスが提供される予定

■URL
http://www.taims.metro.tokyo.jp/soumu/musen.nsf/
http://www.eaccess.net/jp/press/2002/pr020712.html
http://www.it-telecom.co.jp/news/news.asp?id=21

 東京都総務局IT推進室は12日、都内10ヶ所の公共施設において実施する無線LANインターネット接続実験の詳細を発表した。参加企業は、NTTコミュニケーションズ(以下、NTTコム)やイー・アクセスなど11社となる。期間は、8月1日から10月30日までの3ヶ月間の予定。

 今回の実験は、公共施設でホットスポットを提供することによって、利便性向上の可能性を調査するためのもの。東京都が10ヶ所の公共施設を各企業に開放し、企業がそれぞれ独自の無線LANサービスを提供する。各所で提供されるサービスは、それぞれ担当の企業が決められており、それぞれのサービス形態によって提供される。提供されるサービスは、下り最大11MbpsのIEEE802.11bに準拠したもの。

 サービスが提供される場所は、東京都庁第一本庁舎の4ヶ所と第二本庁舎1階及び2階、都民広場地下、都立中央図書館、東京ビッグサイト、東京国際フォーラム、都営地下鉄大江戸線新宿西口駅の計10ヶ所。各所の担当企業と提供されるサービスは、東京ビッグサイトがNTT東日本の「Mフレッツ」、都立中央図書館と新宿西口駅がNTTコムの「HOTSPOT」、東京国際フォーラムではMフレッツとモバイルインターネットサービスの「Genuine」、東京都庁第一本庁舎では松下ネットワークオペレーションズ、理経、アイ・ティー・テレコムとイー・アクセス、日本電気、日本電気システム、日本テレコムなどがそれぞれ担当してサービスを提供する。

 サービスの提供方法や対象者、申し込み方法などは、各所を受け持つ担当企業などによって異なる。都立中央図書館では、事前登録等の申し込み無しで利用することが可能となっており、現地で申し込みを行なうと24時間限定で利用できるIDとパスワードがスクラッチカード形式で配布される。Mフレッツ、HOTSPOT、Genuineなどが提供されている場所では、それぞれの既存ユーザーだけが利用できる。

 実験期間中は、参加モニターにホームページや調査用紙でアンケートを行ない、都民のニーズについて調査する予定だ。3ヶ月間の実験終了後は、それぞれのスポットで無線LANの機器等を撤去し、サービスは終了する予定となっている。

実験場所及び実験参加企業一覧
東京都庁第一本庁舎1階及び2階 松下ネットワークオペレーションズ株式会社株式会社理経
東京都庁第二本庁舎1階及び2階 京セラ株式会社
東京都庁第一本庁舎3階都民情報ルーム アイ・ティーテレコム株式会社イー・アクセス株式会社
東京都庁第一本庁舎南展望室 日本電気株式会社日本電気システム建設株式会社
東京都庁第一本庁舎北展望室 日本テレコム株式会社
都民広場地下 旅券の窓口 株式会社理経
都立中央図書館 アイ・ティーテレコム株式会社イー・アクセス株式会社
NTTコミュニケーションズ株式会社
東京ビッグサイト 東日本電信電話株式会社とISP企業各社
東京国際フォーラム 東日本電信電話株式会社とISP企業各社
モバイルインターネットサービス株式会社
都営地下鉄大江戸線 新宿西口駅 NTTコミュニケーションズ株式会社

(2002/7/12)

[Reported by otsu-j@impress.co.jp]

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