■URL
http://www.ntt-east.co.jp/release/0207/020715.html
NTT東日本株式会社は15日、無線LANシステムなどを利用したサービスの提供を目的とした会社「エヌ・ティ・ティ・ブロードバンドプラットフォーム株式会社(以下、NTT-BP)」を設立した。資本金は10億円で、NTT東日本が100%出資する。
NTT-BPは、ユーザーの多様化するアクセスラインへのニーズに応えるために、主に無線LANによるブロードバンドアクセスラインやコンテンツの提供などを、PDAやノートPC向けに行なう。具体的には、無線LANのアクセススポットを、駅を中心に展開していく。また、新聞・雑誌等のコンテンツを、PDA向けにプッシュ配信することが可能なサービス「PDA向けシンクロアクセス」の提供を行なうという。
事業展開としては、8月1日より駅を中心とした無線スポットアクセストライアル「無線LAN倶楽部」を開始し、「PDA向けシンクロアクセス」や鉄道会社、プロバイダーとの連携などについての実証実験を行なう。現在、実証実験を行なう予定の駅は、京急線の品川駅や上大岡駅、京王線の新宿駅や府中駅など数ヶ所が予定されている。また、今秋より始まる本格サービスに向けて、提供駅を増やしていく。実証実験では、特定の条件を満たせば、現在利用しているISPやメールアドレスを実験スポットでそのまま利用することが可能だという。
NTT-BPによると「基本的に当社は、無線LANによるスポットアクセスを、生活動線上重要な『駅』を中心に展開するというコンセプトだ。従って、『駅構内や電車の中などで、新聞や雑誌を読む』というサービスを一例として考えている。このような状況では、ノートPCで活用するというよりはPDAの方が向いているのではないだろうか、と想定している」とのこと。
(2002/7/15)
[Reported by otsu-j@impress.co.jp]