【新製品】

米Sunが「Liberty Alliance」仕様に準拠したサーバー製品を出荷へ

■URL
http://www.sun.com/smi/Press/sunflash/2002-07/sunflash.20020716.1.html

 米Sun Microsystemsは16日、オンライン認証仕様「Liberty Alliance 1.0」に準拠した初の製品「Sun ONE Identity Server 6」や「Sun ONE Directory Server 5.2」を出荷すると発表した。

 「Sun ONE Identity Server 6」は、異なるシステム間でシングルサインオンを可能にする認証サーバー。Liberty Alliance仕様やセキュリティ仕様「SAML」、「Java Authentication and Authorization Service」をベースとしており、Kerberos v5、Windows NT/2000の認証プラグイン、デジタル認証向けのOSCP(Oracle Storage Compatibility Program)に対応するなど、認証機能やポリシー管理、セキュリティ管理などの機能を備えている。同製品は「Sun ONE Application Server」を初め、「BEA Web Logic Server」「SAP Web Application Server」「IBM WebSphere」などの他社製品にも対応する。

 一方の「Sun ONE Directory Server 5.2」は、Microsoftの「Active Directory」とのパスワード同期機能を備えたほか、64ビットアドレッシングによる拡張性や性能の向上を図っている。

 さらにSunは、オンライン認証向けの2つの新サービスを提供開始した。認証やアクセス制御用に「Solaris Operating Environment」コントロールを利用する「Security Hardening Service」と、外部防御を強化するためにファイアーウォールの「DMZ」に用いる「Security Assessment Service」の2つだ。

 Sunは、「Sun ONE Identity Server 6」の早期アクセス版を10月に、「Sun ONE Directory Server 5.2」を11月にリリースする予定。

◎関連記事
オンライン認証技術開発の「Liberty Alliance Project」が仕様1.0を発表

(2002/7/17)

[Reported by 江藤浩幸]

ほかの記事はこちらから

INTERNET Watch編集部internet-watch-info@impress.co.jp
Copyright (c) 2002 Impress Corporation All rights reserved.