■URL
http://www.shareholder.com/ebay/
オンラインオークション大手の米eBayは18日、第2四半期の決算を発表した。売上高は2億6,630万ドルで、前年同期の1億8,090万ドルから47%の増加。純利益は5,430万ドルで、前年同期の2,460万ドルから121%の増加となり過去最高を記録した。
今年第2四半期は、オンライン取引の売上高が前年同期比66%増の2億3,530万ドルと好調で、売上高全体の88%を占めた。地域別では、米国で同48%増、米国外で152%増だった。一方、景気低迷の影響で、広告売上は同11%減となった。
また、オークションへの出品点数が1億4,520万点と、前年同期の9,870万点から47%増加して過去最高を記録。登録ユーザー数は、新規加入者が440万人増加したものの、信頼性やセキュリティ強化策の一環として韓国子会社で70万人分のIDを消去した。これらにより、ユーザー総数は第2四半期末時点で4,970万人に達し、前年同時点の3,410万人から46%の増加となった。
同四半期の業績について、eBayのMeg Whitman社長兼CEOは「オンライン取引事業が好調で、当社は再び記録的な売上と利益を報告できた。この業績は、eBay市場の拡大に注力することにより、世界における当社の成長を加速していることを示している」とコメントした。
今後の業績見通しについては、第3四半期の売上高が2億7,800万~2億8,100万ドル、1株当たりの利益が19セントと見込んでいる。2002年通期では、売上高が11億ドル、1株当たりの利益が76~78セントとなる見込み。
(2002/7/19)
[Reported by 江藤浩幸]