【行政】

既存の集合住宅のブロードバンド導入を円滑化
国交省、管理組合の合意形成マニュアルを策定

■URL
http://www.mlit.go.jp/kisha/kisha02/07/070719_.html

参考に添付されている「比較・選択シート」。サービス内容、工事内容、費用などをまとめるかたちになっている

 国土交通省は19日、「既存共同住宅のインターネット接続環境の整備に係る合意形成マニュアル」をとりまとめた。既存の集合住宅において新たにブロードバンド回線を導入するにあたって、管理組合がとるべき手順や検討すべき事項について解説している。

 マニュアルではまず、その地域で提供されているインターネット接続サービスの種類や建物の配管設備、必要となる工事の内容などの予備調査を行なうことから開始。この情報をもとに、居住者の利用意向も聴きながら、理事会で適切なサービスを選択することとしている。また、検討の各段階でその経過内容を広報していくことも、合意形成を円滑にするためには必要だとしている。

 このほか、サービスを比較・選択する際に検討すべき項目をリストアップした一覧表の作成例も示されているほか、共有部分で発生する工事の内容についても回線方式ごとに一覧化。それぞれの工事について、どの程度の工事内容であれば普通決議(議決権の過半数)の範囲内で進められるかという判断基準も示されている。

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(2002/7/19)

[Reported by nagasawa@impress.co.jp]

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