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http://www.ric.co.jp/expo/wj2002/
「WIRELESS JAPAN 2002」で開催されたセミナーでスピードネットの馬場博幸代表取締役副社長が講演し、5GHz帯を使った無線アクセスやホットスポットサービスなど同社が予定している新規事業について言及した。
国内で屋外利用が開放される予定の5GHz帯(4.9~4.0GHz、5.03~5.091GHz)の無線アクセスシステムは、加入世帯向けの「FWA(Fixed Wireless Access)」とホットスポットなどの「NWA(Nomadic Wireless Access)」での利用が想定されている。スピードネットでは現在、2.4GHz帯を使ったFWAサービスを展開してるが、すでに5GHz帯の試験にも取り組んでおり、今後FWAやNWAで5GHz帯無線アクセスシステムを投入する計画だ。
特にFWAサービスについては、現行の2.4GHz帯サービスの通信速度が最大1.5Mbpsに止まっているのに対して、5GHz帯では「できるだけ20Mbps以上で提供したい」(馬場副社長)という。
なお、スピードネットの親会社である東京電力がFTTH事業「TEPCOひかり」を開始したが、そのエリアのうち68.93%が集合住宅にあたるこというデータが紹介された。光収容でADSLが使えなかったり、新たに光ファイバーを敷設するのが難しい集合住宅もあることから、たとえ有線サービスの高速化が進んでも無線アクセスが必要になるシチュエーションがあることを強調した。
(2002/7/19)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]