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http://www.vagabond.co.jp/top/pressr/press/200207251.html
バガボンドがとりまとめた「自治体ドメイン実態調査資料」によると、国内の自治体ドメインのサーバーは、OSではWindows、WebサーバーではIISの比率が企業ドメインのサーバーに比べて高いことが明らかになった。
調査は今年3月、自治体や行政府のドメインを格納しているサーバー3,557件を対象に実施された。このうちOSが特定できたのは1,200件で、Solarisが26.83%、Linuxが26.50%、Windowsが24.17%、FreeBSDが13.25%などとなっている。同社が3月に実施したco.jpドメインの調査ではSolarisが40%以上でトップだったとしており、自治体ドメインでは相対的にWindowsのシェアが高いことがわかる。
Webサーバーが特定できたのは3,103件で、Apacheが63.36%、IISが26.04%、Netscape-Enterpriseが4.71%などとなっている。co.jpドメインに比べてIISの比率が高いとしており、ここでもWindows環境の多さが表われてわれているという。
これらの理由としてバガボンドでは、自治体ドメインでは、データセンターなどへのアウトソーシング比率が低いことを挙げている。また、サーバーソフトのバージョンが古いままで運用されているところが少なくないとしており、セキュリティ上の管理が不十分と指摘している。
(2002/7/25)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]