■URL
http://www.safenet-inc.com/news/viewstory.asp?ID=205
米SafeNetとPhoenixは29日、戦略的提携を結んだことを発表した。SafeNetはVPNなどのセキュリティー技術、認証技術の大手企業。一方のPhoenixはPCに組み込まれているBIOS製品でよく知られている。
この提携により、SafeNetは自社のVPNクライアントソフトウェア「SoftRemote」「Soft/Smart」に、Phoenixの「First Authority Device Authentication」を統合する。Phoenixの製品はすでに多くのPCメーカーによりBIOSの中に組み込まれており、これによりVPNのセキュリティーを高めることができるという。
通常VPNで接続する場合、ユーザーを認証するためにユーザーネームとパスワードを入力するが、この時にBIOSに組み込まれたPhoenixの技術を使うことで、PCやデバイスそのものをネットワークが識別できるようにでき、セキュリティーをより高めることができる。認証の手続きが行なわれる際に、ユーザーはこの技術を認識することはないといった点で、トークンなどを使った認証方法よりも優れていると両社では主張している。
提携についてSafeNetの会長兼CEOであるAnthony Caputo氏は「我々はセキュリティーとプライバシーをユーザーだけなくデジタルデバイスをも認証することにより次のレベルに進めた。Phoenix Technologiesのようなリーダーと提携することでSafeNetは可能な限り高いセキュリティーと国家的な関心事となっている問題を解決する方法を提供することに専念する」とコメントした。
(2002/7/30)
[Reported by taiga@scientist.com]