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http://www.deutscheinternetversicherung.de/allg/wirueberuns/Pressemitteilungen/20020725_L.htm
独大手保険会社Continentale Holding傘下のDeutsche internet versicherungは26日、2001年から行なっていたネット上のみでの保険商品の試行販売で2,000件の契約が成立し、第一段階はクリアしたと発表した。これにより、同社は、本格運用を開始し、ネットで保険商品を販売することになる。
deutsche internet versicherungは2001年から、独自技術・最小予算で、顧客満足の得られるネット保険販売をめざし、「インターネットを唯一の媒体として」試行販売していた。同社では、実質的に広告を行なわない状態で2,000人の顧客を得たことで目標は達成したとしている。また、年内までに3,000人の顧客がさらに獲得される見込みだという。
deutsche internet versicherungは、インターネットを唯一の媒体としてネット販売する業界では先駆的な企業。独保険業界では、大手のAllianzなどはすでに2001年ごろから保険商品のネット販売を開始している。しかし、ネット販売は、窓口・電話(ファクス)・訪問など他のコミュニケーション手段でのバックアップを考慮した販売方法で、純粋に「ネット販売のみ」という形は珍しい。
しかし、このビジネスモデルに一応の目処がついたことで、同業他社の中にもネット中心またはネット専属の販売へとシフトする企業も現れてきそうだ。
(2002/7/31)
[Reported by Gana Hiyoshi]