【業界動向】

みずほ銀グループの「エムタウン」が終了~ネット専業支店は継続へ

■URL
http://www.em-town.com/closing4.html

エムタウンのサイト
 株式会社エムタウンは、会員制ポータルサイト「エムタウン」(em-town)を、10月末で終了すると発表した。

 エムタウンはみずほファイナンシャルグループを中心に、保険・SIベンダー・コンテンツ関連など約40社が共同で設立した会社「株式会社エムタウン」が運営する有料会員制のポータルサイト。個人向けにカスタマイズ可能な金融情報の提供や、ショッピングモールの機能に加え、みずほ銀行のオンライン専業支店「みずほ銀行エムタウン支店」と連携した展開を特徴としていた。
 2001年1月の開設時では、会員数100万人を目標としていたが、インターネットビジネス環境が厳しい現状に加え、有料会員制というビジネスモデルがユーザーに受け入れられず、会員数が7月現在で5万4,000人と伸び悩んだ結果、事業終了を決断したという。サービスは10月31日24時で終了する予定で、すでに新規会員募集も停止している。また既存会員の類似サービスへのナビゲートなど今後の展開は、現在検討中の段階という。

 なお「みずほ銀行エムタウン支店」は、口座数10万件を突破するなど順調な展開で、エムタウン終了後も特に変更なく営業を続けていくことが決定している。

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(2002/7/31)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]

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