■URL
http://www.pref.akita.jp/system/ix/result.pdf
秋田県は5日、「秋田地域IXプロジェクト」の実施にあたり、地域IXを構築・運用する民間企業を決定した。これにより、2003年3月までに「秋田地域IX」の運用が開始されることとなった。選定されたのは、秋田市の株式会社データコア。システム構築の株式会社ソリトンシステムズ、地元の企画会社である株式会社スタッフらにより6月に設立された会社だ。
秋田地域IXは、県内のISPを初めとする企業が接続して、県内のトラフィックを集約させたり、トランジットを安価に提供することを目的としている。秋田地域IXでは「MPLS(Multi Protocol Label Switching)」を採用する予定で、効率的なルーティングの実現と、よりセキュアなVPNサービスの提供ができるという。バックボーンは、東京のOCN、NSPIXP、JPIX、札幌のHIXに接続される。
また同時に、情報ハイウェイの民間開放も実施。秋田地域IXとの接続により、合同庁舎などに設置されたアクセスポイントを利用できるようになる。
県では企業の利用例として、ISP事業のほかに、ADSLを用いた拠点間のVPN接続や、ホスティング/ハウジングサービスを挙げている。また、県民が受けるメリットとしては、ADSL接続が現行の2~3割引きで提供されることなどがあるという。
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(2002/8/6)
[Reported by adachi@impress.co.jp]