【サービス】

NTTとgoo、最短1分で最新情報を反映する「ニュース記事検索実験サービス」

■URL
http://www.goo.ne.jp/
http://infobee.ne.jp/about.html

gooの検索コーナーに登場した“最速NEWS”ボタン
 日本電信電話株式会社(以下NTT)と株式会社エヌ・ティ・ティ・エックス(以下NTT-X)は、ポータルサイト「goo」上で「ニュース記事検索実験サービス」を開始した。NTTサイバーコミュニケーション総合研究所が開発した「超高速ロボット型検索エンジン」の有効性を検証するための共同実験となる。

 実験では、「goo」のトップページ、および検索結果表示ページに「最速NEWS」というボタンを設置し、キーワードを入力してこのボタンをクリックすると、ニュースサイトなどに配信された最新記事を検索し、検索結果として表示するものとなる。検索結果には常に新鮮な情報が反映されるほか、情報の更新日時も表示するため、ユーザーはいつサイトに掲載された情報かを知ることが可能だ。

 実験に利用する「超高速ロボット型検索エンジン」は、検索のベースとなるインデックス情報をページ収集と同時に生成する“リアルタイムインデクシング技術”と、Webページの本文のみを対象に前回収集分との差異を検出し、高精度で更新日付を推定する“更新日付推定技術”を備えている。従来の“新鮮情報検索”的なサービスは少数のニュースサイトを対象としている場合が多かったが、「超高速ロボット型検索エンジン」ではこれらの技術によって、数億ページ規模までを対象にすることが可能という。今回の実験では、主にニュースサイトを対象として、最初は100サイト弱からスタートし、ユーザーの希望などに合わせて対象サイトを追加していく予定だ。また検索ロボットが情報を収集するタイミングは、最短で1分から平均で10分前後だが、サイトの特性によってクロールの間隔や時間帯などに変化をつけているという。実験は9月30日まで行なわれ、今後の商用化に向けて検討を進める方向だ。

“ブロードバンド”を検索キーワードに、通常検索(左)とニュース記事検索(右)を行なってみた

(2002/8/7)

[Reported by aoki-m@impress.co.jp]

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