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http://pr.fujitsu.com/jp/news/2002/08/23.html
シーンの変わり目の画像を時間軸に沿って手前から奥へと配置した例 |
富士通研究所は23日、デジタル映像データの中から見たいシーンを素早く探し出せる検索技術を開発したと発表した。
新技術では、シーンの変わり目の画像を自動的に切り出し、それを3次元空間上に分類して配置。その空間内を移動しながら、見たいシーンにたどり着けるようなインターフェイスを提供する。時間軸に沿って配置するだけでなく、色や構図などが似ているシーンで分類することも可能になっており、効率的な検索が行なえる。1時間のテレビ番組の場合、30秒から5分間で目的のシーンが探し出せたとしており、3倍速で早送りするよりも最大で20倍に相当する速さだという。
富士通研究所では、ブロードバンドによる映像配信の開始などでデジタル映像データが広く利用されるようになったとしており、今後、同技術の実用化を進めることで2003年をめどにマルチメディア検索サービスとして製品化する予定だ。
(2002/8/23)
[Reported by nagasawa@impress.co.jp]