【裁判】

オンライン映画配信の米Intertainer、大手メディア3社を反トラスト法違反で提訴

■URL
http://www.intertainer.com/news/49.html

 オンライン映画配信サービスの米Intertainerは24日、AOL Time Warner、Vivendi UniversalおよびSonyの大手メディア3社に対して、反トラスト法違反の疑いでカリフォルニア中部地区連邦地裁に提訴したと発表した。Intertainerは、大手メディア3社が共謀してデジタル作品を固定価格で販売したと訴えている。これら3社は、米国の映像市場の56%、音楽市場の63%のシェアを占めている。

 Intertainerは、インターネット上でビデオオンデマンド(VOD)方式による映画を配信している企業。同社は、大手メディア3社が娯楽コンテンツ市場を支配しようと試み、ブロードバンド向けコンテンツ業界やIntertainerのVODサービスの発展を妨げようとしていると訴えている。同社のサービスを遅らせることで、被告側の子会社である大手映画会社が共同で設立したMovielinkに機会をもたらしていることは、インターネット上のVOD市場の支配につながると主張している。

 訴えによると、大手メディア3社はVODサービスを固定価格で提供するよう謀議を図ったほか、Intertainerへの映画コンテンツの提供を拒否したAOL Time Warnerが子会社のWarner BrothersとNew LineにIntertainerとの契約を終了するよう誘導した件、ソニーが出資者や取締役会のオブザーバーとしての立場を利用して、Intertainerの事業計画やアーキテクチャー、独自技術に関する情報を収集したことなどの行為が反トラスト法に違反するとしている。

 Intertainerと競合するMovielinkは、Vivendi Universal、ソニー傘下のSony Pictures、AOL傘下のWarner Brothersのほか、Paramount、MGMの大手映画制作会社5社が協同で設立した企業。サービス開始に向けて、9月9日にはVODサービスのインフラとしてIBMの技術を採用したことを明らかにしている。

(2002/9/25)

[Reported by 江藤 浩幸]

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