【ソフトウェア】

Mac版のWebブラウザー「Opera 6.0」ベータ1がリリース

■URL
http://www.opera.com/download/get.pl?platform=mac&force=6.0
http://www.opera.com/pressreleases/en/2002/09/20020925.html

 


Mac版の「Opera 6.0」ベータ1
日本語表示画面。一部が文字化けしている。

 ノルウェーのOpera Softwareは25日、Mac版の「Opera 6.0」ベータ1をリリースした。Mac OS 9.1~X 10.2に対応する。新版では、Mac OS Xに合わせたユーザーインターフェイスを採用したほか、Unicodeへの対応により日本語の表示が可能だ。

 新版では、Mac版では初めてタブブラウジング機能を搭載し、「Page Bar」を切り替えることで複数のWebページ間を簡単に移動できるようにした。また、ブックマークに個人用の「Personal bar」を組み込み、好みのページを登録したり、簡単にアクセスできるようにした。スキン機能に対応し、ブラウザーの外観をカスタマイズすることもできる。

 さらに、URLアドレスの入力を自動補完し、複数の候補がある場合にはポップアップメニューで表示したり、検索欄では検索サイトをポップアップメニューから選択できるようにした。また、ブラウザーウィンドウをフルスクリーンで表示する機能「OperaShow」も備えている。

 新版ではUnicodeに対応し、中国語や日本語、韓国語などのアジア系言語、アラビア語、ヘブライ人語なども表示できるようにした。日本語を表示するには、Mac OS Xの場合、「環境設定」を開いて「Fonts and Colors」の「My fonts and colors」をOsakaなどの日本語フォントに、「International Fonts」を「Hiragana」か「Katakana」に設定し、「Languages」で「Japanese」を追加する。なお、Mac OS X 10.2で試用してみたところ、ベータ版とはいえ、異常終了などすることなく安定して使用できた。ただ、フォントが対応していないのか、一部の文字が「□」で表示されるという不具合があった。正式版までには改善を期待したい。

 新版のリリースについて、Dean Kakridas副社長は「Mac版のOpera 6.0は、Mac OS Xに対応するブラウザーの中で、速度や使い勝手、言語サポートなどの点から、最も先進的なブラウザーだ。Mac版の最終的な目標は、他のプラットフォーム版で備えている人気の高い機能や便利な機能を、Mac版でも提供することだ」とアピールしている。

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(2002/9/26)

[Reported by 江藤 浩幸]

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