【ニュース】
■URL
http://www.ipa.go.jp/SECURITY/txt/9701.txt
情報処振興事業協会(IPA)は、96年1月~12月の1年間と、96年12月分のコンピュータウイルス被害の届け出状況をまとめた。それによると、96年1年間の届け出件数は755件。95年の届け出件数は668件で、前年に比べて13%増加した。
また、96年12月の被害届け出数は57件で、そのうち一番届け出件数の多かったウイルスはアンチシーモスと呼ばれる、起動ディスクを破壊するタイプで13件。続いてマイクロソフト社のワープロソフトで動作するマクロウイルスWordMacro/Conceptが11件、WordMacro/Colorsが5件で、両者を合わせて16件と文書ファイルに感染するマクロ型ウイルスの被害件数が増加している。なお全体的に、感染経路として、電子メールの添付ファイルから感染したケースが6件あるという。見知らぬ人からの電子メールに、実行ファイルやマクロを組み込める文書ファイルが添付されていたら注意が必要だろう。
('97/2/3)
[Reported by junko@impress.co.jp / noah@1.hot.co.jp]