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「.firm」「.store」「.web」など7種類

International Ad Hoc Commiteeが新たなドメイン名を提案

■URL
http://www.iahc.org/press-final.html
http://www.iahc.org/draft-iahc-recommend-00.html
http://www.nic.ad.jp/jpnic/hottopics/draft-iahc-gTLDspec-00.txt(IAHCの暫定文書の日本語訳)

 ドメイン名を再編成する目的で設立された「International Ad Hoc Commitee(IAHC)」が、新しい国際的なトップレベルドメイン名の追加についての案を発表した。従来、国際的なトップレベルドメインとしては「.com」「.net」「.org」の3種類があったが(「.mil」「.gov」「.edu」は米国内ドメイン)、これらのドメイン名がむやみに取得されており、資源の有効利用と命名の均衡の必要性から「.firm」「.store」などの7種類が新たに提案された。ただし、急激なドメイン名の種類の増加は、利用申し込み者の混乱を呼ぶとの予測から、「.com」など既存の3つと新設の7つの合計10種類に押さえられた。

 IAHCでは、96年12月に国際的なトップレベルドメインについて、使用できる名前の拡張や、インターネット上の名前の登録に競争原理を導入する計画を発表し、一般からの意見を求めていた。今回の発表は、これらの意見を反映した上での結論となる。名前の登録に関する競争原理の導入については、競合する複数の登録組織を世界各地に設立するという方法をとる。組織は、CORE(登録組織協議会)のもとで運営され、COREの原則や規則に準拠して行動することが望まれてもいる。選出については、97年中に登録組織として希望する者の中から抽選で28組選出される予定だ。

●新提案のドメイン名と対象は次の通り

.firm……… 企業、ビジネス団体関連
.store…… 販売店など販売関連
.web ……… WWW関連の団体
.arts……… 文化、エンターテイメント関連
.rec ……… レクリエーション、エンターテイメント関連
.info……… 情報提供サービス関連
.nom ……… 個人

 案が実現した場合、「.nom」などは属性がはっきりしているが、「.firm」でもあり「.web」、かつ「.rec」や「.info」でもあるといった団体は、登録の申請時に申し込み者の混乱を呼びそうだ。

('97/2/6)

[Reported by okiyama@impress.co.jp / KEI]


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