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KDDが日本を環状に取り巻く大容量光海底ケーブルの建設を決定
電力系新電電と相互利用協定を結ぶ

■URL
http://www.kdd.co.jp/press/97-017.html

 国際電信電話株式会社(KDD)は、'96年10月に構想を発表した(本誌'96年10月7日号参照)日本列島を環状に取り巻く大容量光海底ケーブル「Japan Information Highway(JIH)ケーブル」 の建設を正式決定したと発表した。'97年からケーブルの敷設工事を開始し、'99年3月末に完成の予定としている。これに伴い、JIHケーブルと東京通信ネットワーク株式会社(TTnet)など電力系新電電9社の地域通信網を相互利用する基本協定を締結した。

 JIHケーブルは、本州・四国・九州をループ状に囲んで敷設される回線容量100Gbpsの光ケーブルで、総延長は10,300km、総建設費は1,300億円。ケーブルは全国17地点で陸上に乗り上げ、そこから電力系新電電の地域通信網を利用してZC(各県のNTT網との接続点)に接続することになる。

 また、KDDは第二電電株式会社(DDI)とJIHケーブルの容量譲渡契約を締結する予定としている。

('97/2/7)

[Reported by nagase@impress.co.jp]


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ウォッチ編集部INTERNET Watch担当internet-watch-info@impress.co.jp