【業界動向】
2月26日「簡易型テレビ電話サービス推進フォーラム」の設立総会が開催された。同フォーラムは、H.324規格に代表される簡易なテレビ電話サービスの標準技術の確立を目的に設立され、技術標準の提案、啓蒙などの活動を行なう。H.324はインターネット上のテレビテレビ会議ソフト「Enhanced CU-SeeMe」などで採用されているITU(International Telecommunications Union)の規格だ。設立時のフォーラム会員は、企業や大学など40団体から56名となっている。なお、会長には富永英義早稲田大学教授が就任した。
設立総会では、フォーラム内に設けられた2つの部会「普及啓蒙部会」「技術部会」の、それぞれの運営方針、活動計画について発表された。普及啓蒙部会ではベンダーやユーザーに向けたプロモーションのためのイベント企画などを行なう。また、技術部会では、H.324をISDNやPHS上で実現するための技術検討など当面の課題が発表された。
現在のところ、フォーラム参加企業にはハードウェアのメーカーが多いが、今後はソフトウェア会社なども交えテレビ電話サービスの普及活動にあたるとのことだ。
◎問い合わせ先
('97/2/26)
[Reported by okiyama@impress.co.jp]