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株式会社長谷工コーポレーションは、2月25日、集合住宅向けの情報配線システム「マルチメディア配線システム」を発表した。
これのシステムは、あらかじめ余裕を持った配線設計を行ない、建設後に利用するメディアが増えても対応できるようにするいうもの。建物の共用部分には、衛星放送や電話回線などの外部からの信号をまとめる「マルチメディアボックス」を設置。各戸には、居住者が利用するメディアを選択できる情報分電盤を設置する。各部屋には、電源ケーブルと同軸コンセント2つ、モジュラージャック2つを基本プランとする「情報コンセント」を設置する。
こうした設計を行なうことにより、衛星放送の種類が増えたりした場合にも大規模工事は必要なく、最小限の工事で対応できる。今後同社が建設するマンションについて、事業主に提示していく方針とのこと。なお、新横浜や門真などに建設中のグループ会社の物件については、すでに採用を決めている。
('97/2/26)
[Reported by takasaki@impress.co.jp]