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国際電信電話株式会社(KDD)は、1カ月間の平均通信量に応じて段階的な料金が適用される「高速インターネット国際ゲートウェイサービス」を3月1日より開始すると発表した。当初は試験サービスとして提供し、約1年間の調査・検証ののち本格サービスへと移行の予定。
同サービスは、ユーザーとKDD間に6Mbpsまたは45Mbpsの加入契約回線を設定し、この加入契約回線に実際に伝送された1カ月の通信量の実績に応じて、段階的な料金が適用されるというもの。従来は、たとえば日米間に45Mbpsの国際専用回線を設定した場合、割引サービスを併用しても3,900万円/月程度の固定料金が必要だったが、本サービスの45Mbps契約を利用すると、伝送される実際の通信量が月平均1.5Mbpsだった場合は305万円/月、月平均20Mbpsだった場合は2,216万円/月の通信料ですむことになる。
品目 | 月平均通信量 | 通信料/月 |
---|---|---|
6Mbps | ~ 256kbps 256kbps ~ 512kbps 512kbps ~ 1Mbps 1Mbps ~ 1.5Mbps 1.5Mbps ~ 3Mbps 3Mbps ~ 4.5Mbps 4.5Mbps ~ 6Mbps | 1,050,000円 1,400,000円 2,100,000円 2,800,000円 4,900,000円 7,000,000円 9,000,000円 |
45Mbps | ~ 1.5Mbps 1.5Mbps ~ 3Mbps 3Mbps ~ 4.5Mbps 4.5Mbps ~ 6Mbps 6Mbps ~ 10Mbps 10Mbps ~ 15Mbps 15Mbps ~ 20Mbps 20Mbps ~ 30Mbps 30Mbps ~ 45Mbps | 3,050,000円 4,600,000円 6,150,000円 7,700,000円 11,830,000円 17,000,000円 22,160,000円 32,500,000円 46,630,000円 |
KDDでは本サービスを、大容量の加入者回線によりインターネット伝送を行なうCATV事業者や、インターネットサービスプロバイダーのバックアップ用回線として適しているとしている。なお、加入回線収容局は、東京と大阪の2カ所に設置する。
('97/2/26)
[Reported by nagase@impress.co.jp]